こんにちは、キャリアインキュベーションの赤池です。
弊社はプロフェッショナル人材とCxOに特化したエグゼクティブサーチ会社として、クライアント企業から経営課題の解決に資するポジションのご相談を頂いておりますが、直近で特にご相談をいただくようになったのが、"ITのプロフェッショナル人材"です。
"ITのプロフェッショナル人材"といえば、コンサルティングファームでIT分野でのご経験を積まれたITコンサルタント、システム開発会社におけるプロジェクトマネージャ、スタートアップにおけるITエンジニアなどが思い浮かぶかもしれません。企業は今、このような経験を持った人材に注目をしています。
経済産業省のDXレポートで示された「2025年の崖」まで残すところあと3年。
40万人不足すると言われるIT人材の確保に大手企業が躍起になる中、優秀な人材を自社で採用してシステム開発を内製化する傾向が如実に現れてきました。
一方、リモートワークに代表する新たな働き方が浸透してきた時代において、企業のICT環境の優劣は社員の生産性、つまりはビジネスのスピードに大きく影響してきます。
DX(デジタルトランスフォーメーション)以前に、まずは企業におけるIT力を高めていくことが競合優位性を生むことは間違いないでしょう。
今、企業の「情報システム部門」の在り方が見直されつつあります。企業の経営課題に直結するITポジションとして、今回は「情報システム部門」で働くことの魅力についてお伝えして、最後に弊社が実際にご紹介可能な案件を参考までに例として挙げさせていただきます。
■今、「情報システム部門」で働く魅力
情報システム部門、と聞くと、皆さまはどのようなイメージを持たれるでしょうか。
地味、意外とキツイ、ベンダー丸投げ、スキルが身に付かない、などネガティブな一面も確かにありました。
しかし今は、情報システム部門は経営課題を一番に解決する戦略的部署として再認識されつつあります。情報システム部門で働く魅力を4つ挙げてみたいと思います。
魅力① 大きな仕事ができる
情報システム部門は全社にまたがる横断的な仕事が多く、マネージャであれば全社IT戦略を立てるような役割となります。経営との議論を重ねながら、プロジェクトを自ら立ち上げ、若くして大きな責任を担うこともあります。プロジェクトマネジメントのスキルは汎用性が高く、規模が大きくなることでステップアップを実感できます。昨今ではアジャイルの開発経験も重要視され、SQLが組める、Pythonが書けるなど、開発そのもののスキルも重宝されています。
魅力② ビジネスとITの融合を実現できる
情報システム部門はフロントからバックまで全社で使われるシステムを管理する立場であり、必然的に自社ビジネスで生み出されるデータを直接扱うことができる最前線の部署です。データマネジメントの仕組みを構築し、ビジネス部門との議論を重ねることができれば、新たな価値を生み出すまさにDXの起点となり得ます。ビジネスに一番近いITの責任者であることは、コンサルやSIerなど外部の関わりでは決して味わうことのできない醍醐味だと言えるでしょう。
魅力③ ワークライフバランスが取れる
海外の調査でも知られているように、ITの分野は最もリモートワークに適した職種です。
また、昨今では管理ツールの高度化によって無用な報告業務や進捗確認業務が少なくなり、レガシーシステムから脱却してSaaSなどクラウドサービスを採用することで障害対応の頻度も以前よりも少なくすることも可能になってきました。システム運用・管理よりもIT戦略に業務の比重が置かれることになり、仕事量の調整もしやすくなって、プライベートとのバランスも取りやすくなっています。
魅力④ 経営へのキャリアパスを描ける
キャリア形成の観点から見れば、経営幹部として企業のCIOやCDOを務める方は、少なからず企業のIT戦略を立てる責任者を経験しています。コンサルやSIerからCIOに直接招聘される機会は非常に稀であり、その理由は、自分事として予算管理をしながら経営課題をITで解決していく経験は社内の情報システム部門でないとできないからだと考えています。"ITのプロフェッショナル人材"のキャリアの一つの目標地点として、IT系の経営ポジションを目指すのであれば、情報システム部門は必要なパスであると言えるかもしれません。
■提案可能案件リスト
日系大手企業やファンド投資先企業などから、多数案件のご相談をいただいております。
一部を例として下記に記載致します。ご関心のあるポジションがございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
いかがでしたでしょうか。ご自身のITプロフェッショナルスキルを、事業会社の情報システム部門で活かしてみませんか。
もしご関心をいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
【問い合わせ先】キャリアインキュベーション株式会社 赤池(akaike@careerinq.com)