こんにちは。
キャリアインキュベーションの岡本です。
最近また採用の際に、ダイバーシティという言葉を聞く機会が増えてきています。
"人材の多様さ"を意味しますが、日本では女性活用という意味合いで使われる場合が多いです。
女性活用の必要性、重要性は10年以上も前から言われていましたが、現実として皆が同じように働く現場では、育児休業や時短などの支援制度への理解はなかなか進まないなと感じたことを記憶しています。
「やはり企業は効率、利益を追求するので、実施は難しい」、「皆遅くまで仕事をしている中で早く帰られると困る」などといった声は男性からのみならず、女性からも聞きました。
また、当時は制度だけではなく、今のようなワークライフバランスや男性の働き方も変えることが女性支援につながるということも理解されていなかったと思います。
今は少子化が進む中、持続的経済成長のためには女性活用を避けて通ることはできないと認識されています。
安倍政権の女性政策推進、地方自治体の取組の中、保育施設の拡充などまだまだと言われながらも進んでおり、少なくとも関心は高まってきています。
その一方で、今でも、小さいお子さんがいるので早く帰ることを認めてくれる企業に転職したいという相談を受けることがあります。
保育園のピックアップのために、例えば18:00にはオフィスを出たい、残業がないところ、あるいはあっても月20~30時間以内など。
そのような場合、現実は同じ条件なら、会社とすれば制限のない方を採用したいと思うだろうということをご本人にお伝えし、もし転職理由がそれだけなら上司の方を含め、まずは周囲に相談することを提案することもあります。
しかしダイバーシティを積極的に推進している企業は、働き方の柔軟性を認めているところが多く、候補者の状況に理解を示すところも出てきているため、そのような企業を中心に、企業側に候補者の状況を伝えて紹介することもあります。
最近は男性でも転職先はダイバーシティを推進している企業がよいとおっしゃる方がいました。
子育て支援やワークライフバランスを期待し、女性のみならず男性にも働きやすい企業として映っているのだと思います。
40代、50代になると、今度は介護と仕事の両立に苦労される方もおられます。
ライフステージも視野に入れながら、私たちも一緒にキャリアを考えていければと思います。
弊社では、ダイバーシティを推進している企業の求人も多く有しています。
ご関心のある方はお問い合わせください。
(岡本)