新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今回は外資系企業の働き方の特徴、日系企業との違いについて書きたいと思います。
一般的に外資系企業は、若いうちから裁量を任されて責任の大きな仕事に取り組む機会が多く、実績を出せれば昇進も早く、役職が上がるにつれて年収も大きく上がっていくため、就職先として根強い人気をもっています。
一方で、特に日系企業から外資系企業に転職される方は、カルチャーのギャップや、想像以上に主体性を求められる環境にとまどう方も少なくありません。
先日お会いした、日系企業から外資系企業に転職された若い方も、働き方に戸惑いを感じているとのことでした。仕事が多いにもかかわらず最小限の人員で回していかなければならない。上司に業務配分を検討してほしいと思っているものの、上司も忙しいため相談の機会をもつことがそもそも難しく、仮に相談しても、メンバー全員が忙しいため仕事の振り分け先がなく、解決しないだろうとのことでした。
外資系企業と日本企業では、組織構成や個人に対する期待も違っているので、同じ感覚で転職すると戸惑ってしまうかもしれません。
特に、下記の点については留意する必要があると思います。
●言われた仕事をこなすだけでなく、主体的に仕事に取り組む
最小限の指示で成果が求められますので、指示待ちではなく、自分で考えることが大切です。その際、上司の立場だったら部下にどうしてほしいか、どうしたらビジネスにインパクトを与えられるかという視点で考えることも大事だと思います。
●優先順位と柔軟性
外資は余剰人員を持たないので、一人にかかる仕事量や責任は大きく、そのため何でも丁寧に100%を目指すといくら時間があっても足りません。ゆえに、優先順位をつけることが求められます。仕事によっては70-80%の出来でも早さが優先される場合もあるので、状況に応じて判断していく柔軟性も必要です。
●周囲とのコミュニケーション
マトリックス組織なので、ステークホルダーも多く、その中で自分がやりたいことを進めるには周囲とのコミュニケーションは欠かせません。また頼まれた仕事を断らなければならない状況もあると思いますが、そういうときでも周囲とコミュニケーションを取り人間関係を構築しておけば理解も得やすいです。
●英語
会社や部門によって求められるレベルは違ってきますが、ポジションが上がるにつれて、英語でのコミュニケーションの機会は増えていきます。最初からできなくても、学ぶ意欲と準備は大切だと思います。
若くても仕事を任され、実力次第で重要なポジションに登用される外資系企業に魅力を感じる方も多いと思います。外資系企業のポジション(マーケティング、営業企画、コマーシャルエクセレンス、人事、経理財務など)にご関心がある方はどうぞお問い合わせください。
(岡本)