こんにちは。関です。
私は消費財企業を中心に担当していますが、クライアントに訪問すると、ポストコンサル案件の相談を受けることが増えてきたように感じます。
最近も、あるラグジュアリーブランド企業から案件の相談を受けたのですが、今までと違う切り口で優秀な方を採用したいということでした。地頭が良く戦略的思考の長けている方にご入社いただき、まずは1-2年店舗勤務で現場を経験した後、オフィスもしくは現場での重要なポジションへ異動し、リーダーシップを発揮してほしいとのことでした。
また、ある日系消費財企業からの相談では、経営企画室でポストコンサルを採用して、将来のビジネスストラテジー立案・実施においてご活躍いただきたいとのことでした。
このような日系企業では、海外展開加速のための企業買収も積極的に行っているケースが多いので、M&A経験者のニーズもありますし、事業の成長スピードに即した人事戦略面の強化も急務のため、人事コンサル出身の方が求められる傾向にあります。その他、ファイナンス、ビジネスディベロップメント(新規事業開発)、デジタル戦略、組織改革などのニーズも恒常的にあります。
ところで、現役のコンサルタントの方が事業会社に転職するときのポジティブな面として、ワークライフバランスの良さが挙げられると思います。
コンサルティングファームも各社でかつてほどのハードワークから変化しつつあるようですが、事業会社でもここ数年"働き方改革"を推進している企業が増えました。ユニリーバ社の「WAA(Work from Anywhere & Anytime)」はよく知られていますが、他の事業会社でも、在宅勤務の促進、夏季の勤務時間短縮、フルフレックス制度など導入している企業が増加しました。
コンサルティングファームでシニアポジションまでプロモーションしてから事業会社のCxOやシニアマネジメントポジションに転職する選択肢もありますが、ご存知の通り、コンサルティングファームと事業会社では会社・社員の風土や価値観が大きく異なるため、事業会社の"お作法"を早めに体で覚えることが、転職後の成功に近づくポイントのひとつでありますので、「急がば回れ」で、事業会社でワークライフバランスを取りながらキャリアを高めていく道も一つの選択肢として視野に入れていただけると良いのではないでしょうか。最終的にどのタイミングでチャレンジするかは、価値観やその時の環境に左右されることかと思います。
現在、以下のようなポストコンサル案件のニーズがあります。
他にも、1000万円台前半からのポストコンサル案件が複数ありますので、ご興味がある方はぜひお問合せください。
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(関)