こんにちは。古屋です。
早いもので今年もあっという間に1ヶ月が経とうとしております。
前回のブログで2017年後半のまとめをしましたが、2018年に入ってからも早速大小様々なM&Aディールが発表されておりますので、比較的規模が大きかったものを中心に1ヶ月分をまとめて振り返ってみようと思います。
● SONPOホールディングス/米保証保険会社を買収(200-300億円)
● 武田薬品/ベルギー医薬企業買収へ(700億円)
● NEC/英ITサービス企業を買収(700億円)
● 資生堂/米オリボから人工皮膚形成技術事業を買収(金額未公表)
● 伊藤忠/米フェンス製造会社買収(300億円)
● マブチモーター/阪和興業の中国子会社を取得(金額非公表)
● 三井化学/アークのTOB成立(301億円)
● 東芝/WH関連米子会社を売却(113億円)
● 第一生命ホールディングス/米保険契約を買収(1400億円)
1月だけでも3桁億円以上の主にクロスボーダー案件が多数発表されております(予定含)。
昨年までに続き、生損保の中・大型案件、IT、製造、製薬の中型案件が出てきました。
既存事業の強化や親和性の高い分野への進出を狙ったM&Aが今年も増えてきそうです。
レコフ社によると、2017年の日本企業による海外企業の買収は672件と最多を更新。
その中でも米国企業を対象とするものは最多の3割を占め増加傾向にあるそうです。
2018年は過去最多を更に更新する年になるかもしれません。
他方、米国では安全保障の観点からM&Aの審査が年々厳格になっているという報道もあります。
最近では企業結合審査届け出後30日の待機期間を経た後に指摘が入り、事業を売却せざるを得なくなったケースもあるようです。
様々なリスクを勘案しながらM&Aを成立させ、その後のPMIも成功裏に導ける人材は、各社で重宝されています。
先に名前を挙げた企業からもM&Aや経営企画のポジションをお預かりしておりますので、ご興味のある方はぜひご相談ください。
● 無料登録・転職相談はこちら
(古屋)